黒川神社
「黒川洞穴内中央に鎮座する黒川神社は、室町から戦国時代にかけてのおよそ540年前(1471年)に造立されました。再興(1795年)の際に写し取られた棟札によると、『南北朝の時代に播磨の国能勢庄を落ち延びた一族の子孫能勢彦左衛門が、伊集院島津家藤原忠俊の治政の頃造立した』と記されています。別名を能勢権現と称します。神社入口には、享保9年(1724年)に建てられた二基の仁王像があります。」
黒川洞穴
「土器・石器類や動物の骨などから、縄文早期から晩期に至る数千年間の古代住居跡であったことが確認されました。他遺跡で見れない『黒川式士器』や、ニホンオオカミとツキノワグマの骨は、鹿児島県下で初めて発見されるなど貴重な遺物が出土し、標識遺跡となっています。昭和39年の発掘調査では、三千年ほど前の女性の人骨が発見されました。洞穴の中に立つと不思議な感覚を覚える坊野のパワースポットです。
※発掘された遺跡の一部は、坊野地区公民館に展示してあります。
※平成16年4月、県の文化財に指定されました。」 |