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18.施無畏橋
2011.03.13


1.市ノ瀬橋 2.国照寺の石橋 3.国照寺庭園口橋 4.国照寺庭園稲荷大明神前橋 5.国照寺庭園池南橋 6.国照寺庭園池北橋 7.芦刈橋 8.轟橋 9.蓮河橋 10.蓮河橋北橋 11.枦宇土の石橋 12.平床の石橋 13.祇園橋 14.菖蒲園のアーチ 15.楠浦の眼鏡橋 16.平尾橋 17.志安橋 18.施無畏橋 19.須子諏訪神社神池橋 20.須子の石橋


天草市本渡町
県指定重要文化財(平成18年5月)

町山口川
橋長:22.9m
橋幅:3.15m
架設:明治15年(1882)




山口の施無畏(せむい)
「施無畏橋は、染岳登山ロにある曹洞宗の無畏庵の参道として明治15年(1882)に架けられた眼鏡橋で、下浦石を使用している。ロ伝では、明治4年(1871)に第一回目の眼鏡橋が出来上がったが、その後崩れ落ち、再建したものが現在の施無畏橋と言われている。
 橋は単一アーチで、橋長22.73m、橋幅3.24m、径間12.14m、拱矢3.03m。橋には高欄が設けられ撥型の束石に手摺声を載せている。全体的に壁石が薄く、特にアーチ中央部は輪石のみで構成されているという特徴があり、昭和50年に市指定、平成18年には県の重要文化財に指定されている。
 また、無畏庵の門柱として残されている架橋碑からは、建造年号、世話役、石工、寄付者の名前などを読み取る事が出来る。天草の石橋では架橋碑が現存している橋が極めて少ないことから、架橋碑が現存し、その碑文から多くの情報が得られるという点においても施無畏橋は貴重な石橋である。」

天草市教育委員会
中村清一郎画伯「天草を描く」の
「山口の施無畏橋」

「山口の施無畏橋」の構図
よく確認してみると、残念ながら中村清一郎画伯は対角線の場所から描かれたようです

以上 2006.12.03撮影



4年4ヶ月ぶりの訪問

下流左岸側

下流側

左岸側

右岸側

拱頂部

架橋碑

架橋碑

無畏庵から
19.須子諏訪神社神池橋へ